温度管理は企業の社会的な信頼性に関わります

HACCPのメリットについて考えてみよう

HACCPを導入することで従業員の意識向上に役立てることができますが、これは各工程の業務が目で見て分かるようになるいわゆる見える化が実現するので無駄な作業が減り従業員の負担が大幅に軽減されます。特定ロットで異物混入が発覚したとき、HACCPを導入していると異物混入のリスクがほぼゼロになるので全数の再検査などをせずに済みますが、未導入の場合は全数を再検査しなければならない余計な仕事が増えます。作業が残業時間帯に食い込むと残業代の支払いなども発生するので、企業側も大きな損失になりかねません。今まで何となくやっていた仕事も、HACCPの導入で合理的に理解できるようになり、衛生管理に対しての従業員の意識向上への期待値もアップします。

各自の意識が高まることで徹底した衛生管理になる、結果的にトラブルが減るなどの無駄な時間や作業がなくなります。ちなみに、HACCP導入における実態調査の中では約8割の企業やお店など従業員の意識が高まったとしており、導入することで従業員に大きな影響を与えていることが分かるのではないでしょうか。トラブルが起きたとき、外部の人に説明する内容について説得力がないものも少なくありません。上手に説明できない理由の中には衛生管理の取り組みで認識の相違がある、明確な根拠がないなどが挙げられます。

上手に説明できないとチャンスを逃してしまうこともゼロではありません。HACCPのガイドラインになっている手順や原則に沿う衛生管理を行っている場合は、根拠を持ち説明ができますしトラブルそのものも減るわけです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です