日本は島国であり四季があり春夏秋冬という季節を楽しむことができるのは、日本人として生まれてきた特権とも言えます。夏だと概ね25度～28度くらいが適温であり、冬の場合は18度～22度くらいに室温を保つのが理想と考えられます。ただし湿度を管理することも重要で、冬の乾燥から人体を守るには湿度を50％～60％程度を目安にしたいものです。また夏のじめじめした高湿度を避けるためには、エアコンなどを活用し概ね45％～65％程度の湿度をキープするのが良いと言われています。
温度管理と湿度管理は相乗効果をもたらすため、どちらか一方だけに気を配るのでは十分とは言えません。人によって快適な温度や湿度は異なるものですが、家庭であれば家族全員が納得できる温度管理を行いたいものです。またオフィスなどであれば、そこで事務作業をこなす人たちの作業効率にも大きく影響してきます。オフィス内にはパソコン・プリンターなどの電子機器が多数置かれていると思われますが、これら機器類が発する熱にも注意をしながら温度管理をする必要があります。
さらに暑い季節など、外出先から戻ってくる人たちは強烈な暑さを運んできます。その人たちが一汗拭いて、リラックスした状態で仕事に取り組めるような配慮にも注意したいものです。家族内であってもオフィス内であっても、多数の人間が一部屋に集えば温度は上がって当たり前。ちょっとエアコンの温度を下げてあげるなど、気遣いと思いやりで日々を過ごしたいものです。